色彩のない室内、硬く冷たい床、寝る時以外は靴履きの生活。まるで病院のようだと感じる人も多かった高齢者施設が、今、木の香りや温もりを感じながら素足で暮らせる、癒しと安心の住まいに変わりつつあると言います。介護のしやすさやされやすさではなく、居心地や暮らしの質を重視した老いに寄り添う木造の住まいとはどのようなものなのか、ご紹介します。

---

玄関で靴を脱ぎ、畳や床で自由自在に過ごすことこそ、日本人の寛ぎ方

車椅子での生活を前提にしたこれまでの高齢者施設は、介護しやすくされやすい空間づくりがなされてきました。そのため、一見バリアフリーで生活しやすそうな空間であっても、自宅のような寛ぎとは程とおく感じている人も少なくなかったようです。そんな状況の中で少しずつ増えてきているのが、和室や天然木のフローリングを使ったリビングなどのある、高齢者施設です。玄関で靴を脱ぎ、畳や床の上で寝転がったり、ソファにもたれかかって足を伸ばしたりと、自由自在に寛げる日本古来の住宅様式によって、施設での暮らしに癒しがもたらされます。

木造住宅は、実は高齢者にとってメリットが大きい

・畳や天然木といった木造住宅の床材は骨折事故の減少に役立つ

柔らかな床材が主になることで、「寝たきり」につながる転倒時の骨折を防ぐことができます。

・好みの座位で過ごすことができる

体の調子に応じて楽な姿勢で過ごすことができます。

・車椅子を使わずとも自力で移動できる範囲が広がり、筋力低下防止につながる

座ったままや四つん這いなどで移動できるため、車椅子生活よりも筋力の低下を防ぐことができます。

・施設スタッフや利用者との目線の高さが同じになり親しみやすさが増す

目線の高さが合うことで、コミュニケーションが取りやすくなります。

・居心地のよい空間は、意欲を向上させストレスを軽減する

自宅のような寛ぎのある空間は、暮らしの質を向上させます。癒しのある暮らしが日々のストレスを減らし、生きる意欲をもたらします。

まとめ

いかがでしたか？いつかは必ず訪れる老い。体の自由がききづらくなるからこそ、癒しと寛ぎのある空間で、ゆったりと暮らしたいですよね。木造住宅には、そんな夢を叶えてくれる要素が満載です。吹田・豊中・池田・箕面で、高齢になっても安心して暮らせる、癒しと寛ぎに溢れた木造住宅を建てるならピアホームへ。ぜひ理想の住まいをお聞かせください。