南海トラフ地震にも耐えられる?地震大国日本の建物における対策とは?

2024年8月8日に起きた、宮崎県の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震を受け、初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。どこか他人事だった被災リスクを身近に感じ、今一度防災アイテムや避難経路を見直した人も多かったのではないでしょうか?今回は、そんな未曽有の地震に対して、日本の建物はどのような対策がとられているのか、耐震、免震、制震の違いを通してご紹介します。

耐震性能が高くても、地震の被害が大きくなる場合もある

大きな地震が起きる度建築基準法が改定され、耐震基準も引き上げられてきましたが、実は、耐震性能が高くても、地震による被害が大きくなってしまう場合があることをご存知でしょうか。地震が起こるとさまざまな周期(揺れが1往復する際の時間)を持つ揺れ(地震動)が発生します。確かに、直下型地震など、地震の大きなエネルギーを直に受けた際も被害が大きくなりますが、例え遠く離れた場所であっても、建物の周期と地震の周期が共振してしまうことで、マンションの5階部分だけが崩落してしまうといった不可思議な事態も起こってしまうのが地震です。そのため、一般的に知られている、家の強度を高めて地震の被害を抑える「耐震」だけでなく、建物の基礎と本体の間に免震装置を入れることで地盤と建物を切り離し、建物を揺れにくくする「免震」、そして地震の周期と共振しないよう、あらかじめ建物の周期を計算し、地震の揺れを抑える「制震」という3つの対策が、建物の規模や構造に合わせて施されています。また、地盤の固さや周期も地震の被害と関係があるといわれています。

地震の規模や周期は予測しにくい。だから住宅は耐震性の強化が不可欠

耐震、免震、制震と現在3つの対策がありますが、コスト面や取り入れやすさ、住宅との相性などから、耐震のみが施されている住宅がほとんどです。ただ、耐震性能をどの程度高めるかは、施主様の要望や住宅メーカーの技術力によって違いがあるため、どこで家を建てるのか、しっかりとした見極めも必要です。ピアホーム建設では、柱の間に、高性能の耐震・耐熱パネルを埋め込むことで、構造体としての強度を高められるスーパーウォール工法で、耐震性だけでなく、気密性や断熱性も非常に高い、住み心地抜群な高環境木造住宅をご提供しています。ホームページにも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

いかがでしたか?いつ起こるか分からない大地震。逃げる準備だけでなく、倒壊させないためのメンテナンスも準備万端でしょうか?ピアホーム建設では、新築だけでなく、耐震リフォームも行っています。お気軽にお声がけください。吹田・豊中・池田・箕面で、地震に強く住み心地のよいマイホームを建てるならピアホーム建設へ。一緒に安心安全な家を建てましょう。