和紙を建材や設備に使った、オリジナルの注文住宅

日本の伝統工芸「和紙」。職人たちは、楮(こうぞ)、みつまた、雁皮(がんぴ)といった植物の内皮の繊維を丁寧に手すきして、温かく、そして優しい風合いの和紙をつくり上げてきました。昔は日本の住宅に欠かせなかった和紙。今、その和紙を使って、個性あふれるオリジナルの注文住宅を建てる人が少しずつ増え、和紙の優れた特性が見直されつつあります。今回は、現代の注文住宅における、和紙を使った空間づくりをご紹介します。


■和紙の優れた特性とは?

和紙は薬品をほとんど使わない、地球環境に優しい紙でありながら、さまざまな優れた特性があります。

・丈夫で長持ちする

1000年以上前の和紙が今も残っているように、和紙は丈夫で長持ち。また、日の光に当たっても、変色しにくいのが特徴です。

・調湿性にすぐれている

漆喰のように、湿度が高くなると吸収し乾燥すると発散させて室内の湿度を調節してくれます。梅雨のカビや冬場の結露の防止にも役立ちます。

・柔らかな光で室内を包み込む

和紙を通した光はとてもやわらかく、温かみのある空間を演出してくれます。

■和紙を使った現代の空間づくり

空間全体に、またはポイント使いでアクセントになど、使い方によって空間演出は自由自在です。

・空間の大部分に和紙を用いる

和紙を使った壁紙や壁塗料が近年少しずつ増えています。通常の壁紙よりコストはかかりますが、湿度を調節したり、太陽の光や電気の明りをやわらかに反射させたりといった機能面ももちろん、和室だけでなく、リビングなどなごみ空間の演出にぴったりです。

・間地切りや照明、ブラインドに和紙を用いる

注文住宅であれば、間取りや照明、窓なども自由にオーダーが可能。経年とともに変化するライフスタイルに合わせて間取りが変更できるよう、和紙を間仕切りに使ったり、間接照明や窓のブラインドなどに和紙を用いて、個性あふれる世界に一つだけの空間づくりもできます。

まとめ

いかがでしたか?インテリアとしてだけでなく、住宅建材としても注目されつつある和紙のアイテムが増え、選択肢も広がってきています。もちろん、注文住宅であれば既製品だけでなく、設計担当者や営業担当者と相談しながら、和紙を使ったオリジナル空間をつくることも可能です。吹田・豊中・池田・箕面で、オリジナリティあふれる注文住宅を建てるならピアホームへ。皆さまのマイホームへの夢をお聞かせください。