沖縄の住宅事情の変化にみる、木造住宅の進化

日本の戸建て住宅の多くは木造です。ところが沖縄に限っては、鉄筋コンクリート及び鉄骨造が95%近くを占め、木造はほんのわずかでした。これは、沖縄独特の住環境が要因となってきましたが、今その住宅事情が変わり、木造が増えてきていると言います。そこで今回は、木造住宅がなぜ沖縄で選ばれるようになってきているのか。そこから見えてきた木造住宅の進化をご紹介します。


■沖縄は、なぜ鉄筋コンクリートが主流になったのか?

戦後の木材不足やアメリカ統治、また、1949年に起きた「グロリア台風」による甚大な被害を背景に、沖縄は、木造→鉄筋コンクリートへと変わっていきました。

それ以外にも

・断熱性(1年を通して暑い気候)

・遮音性(米軍基地に囲まれた地域が多い)

・白アリ対策(湿度が高く白アリ被害が多い)

といった、沖縄独特の住環境に鉄筋コンクリートが適していたと言えます。

■技術向上で、木造も沖縄の住環境に適するように

近年、沖縄県では、建築資材の高騰により鉄筋コンクリートの約2/3のコストですむ木造に、注目が集まるようになりました。と同時に、木造技術の進化、そして木造の素晴らしさも沖縄県民の知るところとなり、今、木造住宅が脚光を浴びつつあります。

・鉄筋コンクリートのメリットは、木造でも享受できるように

耐震技術の発達や、建材の品質向上、技術革新により、木造の耐震性、断熱性、遮音性、白アリ対策など、これまで沖縄で懸念されてきた木造住宅のデメリットは、払拭されつつあります。

・間取りや屋根、外観デザインの豊富さは木造に軍配

加えて、木造住宅では、設計の自由度が高まり、よりオリジナリティあふれる暮らしに寄り添った住まいを建てることができます。また、工期も短く鉄筋コンクリートよりも低コスト。沖縄県民の夢のマイホームの可能性を広げています。

まとめ

いかがでしたか?これまで住環境の問題から、鉄筋コンクリートが主流だった沖縄。木造住宅の進化は、“住まい”の選択肢を広げ、沖縄県民のライフスタイルをより豊かなものにしてくれそうですね。

もちろん、沖縄だけでなく、木造住宅の素晴らしさはすべての方に知っていただきたいところ。耐震性や間取り、予算など、木造住宅ってどうなの?とお悩みの方は一度ピアホームにご相談下さい。お客様にとって快適な住まいをご提案します。吹田・豊中・池田・箕面で、木造住宅を建てるならピアホームへ。どんなことでもお気軽に、お待ちしています。