木造住宅の夏に多い、「蟻の門渡り」。家の中への侵入を防ぐ方法とは?

暖かくなるにつれ、動きが活発になる蚊やアリ、ハチ、といった虫たち。中でもアリは列をなして大群で家の中に侵入してくることもしばしば。キッチンの砂糖壺に群がっていたり、観葉植物の周りをウロウロしていたり、時には2階や3階にまで登ってくることも。刺されて痛い思いをした人もいるかもしれません。そこで今回は、木造住宅に多いとされる、夏のアリの侵入にどう対処すればよいのか、予防や対策をご紹介します


木造住宅はアリのパラダイス?アリが木造住宅を好む理由とは?

木造住宅におけるアリと言えば、シロアリが有名ですが、今回は、外でよく見かけるクロアリのお話です。クロアリは、糖分やたんぱく質、油脂など、人間が食べるものを好む傾向にあります。そのため、侵入経路がより多い木造住宅に現れやすいと言われています。普段は、食べ物を探しに家の中に侵入し、屋外の巣に帰るパターンが多いクロアリですが、シロアリが食べた木に巣をつくることもあり、もし、家の中にクロアリが大量発生した場合は、シロアリ被害も注意する必要があります。

クロアリの侵入はどこから?防ぐにはどうしたらいいの?

マンションの高層階にも現れるほど、アリは侵入のプロ。壁や小さな隙間、排水口など、あらゆる場所から家の中へ侵入してきます。

≪主な侵入経路と対策≫

・壁の穴や床と壁の隙間
壁にあいた穴や亀裂、浮いた壁と床の隙間など、庭から床下などに侵入したアリは、小さな隙間をみつけて室内に入り込んできます。そのような穴や隙間がないかチェックしふさぎましょう。

・窓のサッシの隙間
目立ちにくく、一見分かりづらい窓サッシの隙間。ゴムパッキンが劣化し縮んだ小さな隙間もアリの侵入口に。テープやパテなどを使ってDIYでふさぐこともできます。

・排水口
キッチンや浴室などの排水口はもちろんのこと、クーラーの排水口からも侵入します。ハッカ水やミント水などアリが嫌う香りの水を定期的に流すと予防できます。

まとめ

いかがでしたか?クロアリは、特に食べこぼしなどの食料めがけて侵入してきます。食べ物(特に甘いもの)は、なるべく冷蔵庫の中やタッパーなど密閉できる場所に保管しましょう。意外かもしれませんが、クロアリは、シロアリが好物です。家の中にクロアリが大量発生している時は、シロアリ目当ての場合も多いので、注意しましょう。吹田・豊中・池田・箕面で、シロアリ、クロアリに強い木造住宅を建てるならピアホーム建設へ。ぜひお気軽にご相談ください。