建材もECOで選ぶ時代へ。森林破壊ゼロをめざした「森林認証制度」とは?
20世紀後半に加速した熱帯雨林破壊は、動物たちの住処を奪い、地球環境を悪化させ、数々の自然災害の原因となりました。当時、その現状をなんとかしようとヨーロッパではいち早く熱帯木材の不買運動が起こり、その想いは時を経て今「森林認証制度」へとつながっています。先進国日本に住む私たちは、間接的ではあるものの、発展途上国、特にアジアの熱帯雨林破壊に関わる立場でもあります。地球のために、未来を生きる人々のために私たちにできることはないのか。そんな問いかけの答えともいえる「森林認証制度」とはどのようなものなのかをご紹介します。
地球の未来を救う、「森林認証制度」とは?
国土の2/3を森林が占める日本は、かつて林業が盛んな自然の宝庫でした。木を植え、間伐し、適齢期を迎えれば伐採し、また植える。こうして森林を適切に管理し循環させることで豊かな自然を守りながら、木材を有効活用してきたのです。ところが、先進国の急激な経済発展とともに、建築や製紙の資材として木材の需要が伸び価格競争が起きると、安価な熱帯雨林の木が次々と伐採され、その土地は無残にも放置され続けました。結果、荒れ地が見る間に広がり世界的な災害にまで影響を及ぼすほどになったのです。「森林認証制度」は、そんな不当な森林破壊を食い止め地球を再び自然豊かな星に蘇らせるための国際的な認証制度ともいえます。この森林認証は、適切な管理が行われている森林やその森林が持続可能な経営をしている企業に与えられ、その森林から切り出した木材やその企業で生産、加工した木製品は認証機関ごとの独自マークをつけて販売できるようになります。なお、森林認証には、森林を対象としたFM認証(森林管理)と、木材の流通・加工業者を対象としたCoC認証(流通・加工)があります。
一個人でも、今すぐ地球環境保全に寄与できる
「森林認証制度」と聞くと、企業や団体にしかできないことのように感じますが、私たちはその認証を受けた企業や団体の製品を使うことを通して、地球環境保護に寄与することができます。例えば、よく使うティッシュペーパーやトイレットペーパー。日本の製紙業界でも、森林認証制度を受けた企業が続々と誕生し、その企業がつくる紙製品を使うことで、間接的に森林を守ることができるのです。
<まとめ>
いかがでしたか?この「森林認証制度」は、SDGs(持続可能な開発目標)にも寄与できる制度です。そして、家を建てることを生業にするピアホーム建設が地球の未来のためにできる一つの選択が、「木造住宅を建てる」こと。これからも、木造住宅の魅力やすばらしさを発信しながら、森林の循環を後押しし、美しい地球を未来に残すお手伝いをしていきたいと思っています。吹田・豊中・池田・箕面で、本気でSDGsを考えた木造住宅を建てるならピアホーム建設へ。一緒に地球の未来を救いましょう。