マイホームを建てるときにも役立つ!?くすっと笑える建築用語
「おい!ねこ持ってこい!」「すみません、ねこ忘れちゃったみたいです」「なんやて!ほな、隣の現場からねこ借りてこい!!」。これは、ある日の建築現場でのやり取り。猫の手も借りたい現場に猫を連れてくるのを忘れた新入りが棟梁に怒られている一幕…ではなくて、ねことはとある建築道具の名前なのです。こんな風に、設計士さんや大工さんが普段何気なく使っている建築用語には、思わず笑ってしまいそうな面白いものがあります。そこで今回は、マイホームを建てる際にも役立つかもしれない、くすっと笑える建築用語をご紹介します。
猫(ねこ)
コンクリートや建築部材を運ぶために用いられる1輪の手押し車。農家さんが野菜や土を運ぶために使うことも。運搬時にゴロゴロと猫の鳴き声のような音がするからとか、伏せた状態で置いたときに、猫が丸まっている姿に似ているからなど諸説あるようです。
はめ殺し(はめごろし)
なんとも物騒な響きですが、大手ハウスメーカーの住宅展示場のスタッフさんが、お客様に対して普通に使っていたりします。はめ殺しとは、窓だけれど、はめたまま開かない窓のこと。明り取りの窓によく使われています。でも、漢字がいかにも物騒なので、図面には違う言葉を使うようになってきているのだとか。
ドーナッツ
おいしそうでしょ。建築用語には、チーズやちくわ、キャラメル、らーめん、らっきょなんて食べ物の名前もよくあります。ドーナッツは、鉄筋コンクリート造の工事で、鉄筋の間隔や鉄筋の被り厚さを確保するために用いられるスペーサーの一種。形がドーナツに似ていることからこの名前で呼ばれているそうです。
鳩小屋(ハトゴヤ)
施主さんが、鳩を飼うための小屋のことじゃありません(笑)。これは、屋上に設ける箱状の囲いのこと。読んで字のごとく、鳩が住む小屋に似ているからついた名前だそうです。屋上に配置されるエアコンや配管類を保護する目的でつくられます。
<まとめ>
いかがでしたか?ご紹介した以外にも、例えば馬や犬、猿やカラスなど、動物シリーズも本当にたくさんあります。きっと、今ほど難しい言葉がなかった時代に、職人たちが身近なものに例えて、愛ある名前をつけた名残りなんでしょうね。建築だけでなく、どの業界も古くから受け継がれる技や言葉が無くなりつつありますが、素敵な伝統が未来に届くことを願ってやみません。吹田・豊中・池田・箕面で、職人たちの古き良き技を活かした木造住宅を建てるならピアホーム建設へ。木造住宅のすばらしさを一緒に未来へ繋ぎましょう。