冬こそ庭造り!植樹や庭木のお手入れは、1月、2月がおすすめ

紅葉が終わると落葉樹たちはどんどん葉を落とし、深い休眠状態に入ります。人間でいえば、麻酔をかけてしっかり寝ているような状態ですね。そのため、春に芽吹くまでのこの時期は、根っこを切ったり、幹を落としたりしてもダメージが少なく、植樹や庭木のお手入れに最も適しているのです。そこで今回は、1月、2月におすすめな落葉樹の庭造りをご紹介します。ハナミズキやアオダモなど人気のシンボルツリーにも落葉樹はたくさんありますよ!


理想の庭をつくりたいなら、時間をかけて木を選ぼう

落葉樹の植樹には冬がおすすめとはいっても、この時期、植木屋さんなどに並ぶ落葉樹は、葉のないものばかりです。どのように芽吹き、葉が茂り、花が咲き、紅葉するのか。もし庭造りをこだわりたいなら、まずは図鑑やインターネットで調べてみましょう。実際に1年かけて、観察してみることもおすすめです。休眠状態に入る冬場は、山採りと呼ばれる、山で育った個性豊かな木々を掘り出すのにもぴったりな時期です。山採りの木を扱う植木屋さんと相談しながら、庭に迎えたい木を探しにでかけてみましょう。

 

寒肥(かんごえ)は植物を元気にする大事な作業

寒肥は落葉樹など植物が休眠状態に入る冬にほどこす肥料のこと。根本近くに穴を掘り、そこに肥料を入れて土で蓋をするため、多少根が切れてもダメージのない、休眠期に行います。牛糞や油かすなど主に有機肥料を使い、木に栄養を与えることで春からの成長を促すことができ、元気に育った木々は、たっぷりと葉が茂り、花付きや実付きもよくなります。また、寒肥によって植物のまわりの微生物が土を耕し、根が成長しやすい環境を整えてくれます。

 

シンボルツリーにぴったりな落葉樹5

 

・ヤマボウシ

新緑の美しさはもちろん、小さな白い手裏剣のような花が咲く姿や、大きく枝を広げる樹形も個性豊かな庭木です。大きなものだと10mにもなります。

 

・アオダモ

「幸福な日々」という花言葉を持つアオダモは、シンボルツリーとして大変人気です。線が細く、ナチュラルな樹形は洋風の庭にも和風の庭にもよく合います。

 

・ジューンベリー

遠くから見ると純白の桜のようにも見える人気の花木です。6月頃に収穫できる真っ赤な果実は、そのまま食べたり、ジャムにしたりと楽しめます。

 

・イロハモミジ

夏の青葉、秋の紅葉など、四季を通して美しい日本古来の風景を演出してくれる庭木です。和風の庭にしっくりきます。

 

・ハナミズキ

高さ10mほどにもなる、ミズキ科の落葉樹です。4月~5月にかけて、白やピンクの花が咲き誇り、秋には真っ赤に紅葉します。

 <まとめ>

いかがでしたか?今回ご紹介した落葉樹の植樹や剪定は冬がおすすめですが、常緑樹や観葉植物は、また時期が異なります。庭造りをする際は、ぜひプロの話を聞いたり、力を借りて、元気に育ててあげてくださいね。吹田・豊中・池田・箕面で、素敵な庭のある注文住宅を建てるならピアホーム建設へ。帰ることが楽しみになる家を一緒につくりましょう。