地球温暖化対策にも役立つ太陽光発電
経済の発展とともに、大きな問題となってきている「地球の温暖化」。
その原因は二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスであるとみて間違いなく、このままでは今世紀末までに、地球の平均気温は最大で6.4℃上昇するとも言われています。
そこで、注目をあび国も積極的に推進しているのが太陽光発電です。
太陽光発電は、発電時に二酸化炭素を出さず、騒音もなく、排気ガスも排出しません。
とても環境にやさしいクリーンなエネルギーなのです。
太陽光発電のしくみ
太陽の光エネルギーを吸収して電気に変える「太陽電池モジュール」で太陽の光から電気をつくり、太陽電池で発電した電気を「パワーコンディショナー」と接続箱で集めて、実際に家庭で使用できる電力に変換します。その後、「分電盤」を通って家中に電気を送ります。発電が少ないときは、電力会社より電力を購入、発電量が多くて使いきれない時は電力会社へ売ることができます。
太陽光発電を設置するメリットとは?
光熱費を大幅に節約できる!
太陽光発電は環境にもクリーンなうえ、光熱費を大幅カット!しかも、オール電化と組み合わせれば、光熱費の約80%の削減も可能です。さらに余った電気を電力会社に売ることもでき、より家計にやさしい電力といえます。
災害時にも利用できる!
地震や雷、台風などの災害により停電になった場合でも、太陽光発電の電気を供給することができるので安心。
太陽光発電のパネルで、屋根裏温度が快適に!
太陽光パネルを設置するとパネルが断熱効果を発揮。屋根部分の温度差は、設置していない場合に比べると夏で-10.92℃、冬では+5.23℃※と、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。
※新エネ財団HPより((株)ポラス暮らし科学研究所調べ)太陽電池モジュール表面温度
そして、太陽光発電の最大のメリットは、エネルギー源が無尽蔵で、クリーンである点です。石油を燃焼させて電気を起こす火力発電のように、発電時にCO2(二酸化炭素)や、SOX(硫黄酸化物)、NOX(窒素酸化物)などの大気汚染物質を発生させることがありません。
また、発電時に騒音や排出物も出さないので、日射量さえ確保できれば、設置場所を選びません。しかも、太陽光発電システムは構造的にシンプルであるため、ほかの発電システムに比べメンテナンスも簡単です。システムの寿命も比較的長く、現在、太陽光発電に用いられる太陽電池モジュールの耐用年数は、20年以上とされています(設置場所などの諸条件によって変わります)。
太陽光発電設置の費用は高い?
太陽光発電を導入する際に意識しなければいけない費用は、システム価格と工事費だけではありません。国や地方自治体からの補助金や設置後に削減できる光熱費、売電収入などを合わせた長期的な視点で費用を試算する必要があります。一般的に初期費用の回収は10年以内が望ましいと言われていますが、補助金や売電収入の金額によってはより短期間で回収することも可能です。
一般的な住居に導入される太陽光発電システムの容量は3~5kWで、その導入にかかる費用は、「1kWあたり41万円」という相場を目安にすると、123~205万円程度になります。太陽光発電に用いられる太陽電池モジュールの耐用年数は、20年以上とされているので、その半分以下の10年以内に初期費用を回収できた場合、残りの10年は大幅な節電+売電で経済的にもメリットがあります。
太陽光発電のデメリットといえば、初期費用でしたが、最近では設置価格も徐々に安くなってきていますので、長期的に考えればメリットの方が大きいと言えるのではないでしょうか。
「太陽光発電のことをもっと知りたい」「初期費用やその後の売電シミュレーションを見てみたい」など、太陽光発電のお悩み、ご相談も随時受け付けています。なんでもお気軽にピアホームにお声掛けください。