暮らしを助ける介護リフォーム

高齢化は世界各地で起きていますが、その中でも超高齢社会に突入している日本。さらにその高齢化のスピードの速さと人口の減少が問題視されていて、国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2060年 には9,000万人をも割り込むことが予想されています。

少子化もますます深刻になり、将来、介護を担う世代の介護負担も心配されています。現代においても、高齢者が高齢者を介護する老老介護が社会問題となっていますが、政府は、少しでも介護負担を減らそうと介護保険でリフォーム費用の一部を助成する施策を打ち出しています。

介護の必要な方も介護する方も安心して暮らせる住まいづくりをこの機会にリフォームで叶えてみませんか?


介護保険で最高18万円、工事費用の助成が受けられる!

介護が実際に始まると、今まで快適に暮らしていたはずの家に突然不自由な部分が出てきます。小さな段差や前後に開閉する扉、手すりのないトイレなど、介護される側もする側もなんだかとっても負担をしいられる住まいに変わってしまいます。そこで利用したいのが介護保険です。要介護者または要支援者が介護を目的に住宅改修工事をする時、介護保険の『高齢者住宅改修費用助成制度』を使えば 20万円を限度として、その費用の8割(162千円)または9割(18万円)が助成されますので、負担を軽減しながら介護リフォームができます。

介護保険の要支援1、2・要介護の1~5を受けた方で、次の要件を満たす場合に助成金が支給されます。

  • 被保険者が実際に住んでいて、住民票の住所と同じ住居であること

  • 住宅改修の着工前に、住んでいる市町村の介護保険課に事前申請をし、改修内容が受理されていること

  • 要支援・要介護認定を受けている方で、有効期限内に住宅改修工事を着工していること

助成金を使ってこんなリフォームができます!

段差のバリアフリー化

各部屋の床の段差や玄関のスロープ、浴室の床のかさ上げなど、家の中や玄関から道路までの間を歩きやすく、また車いすでも動きやすくするためのリフォーム工事。

<対象外>
工事を必要としないスロープの設置/リフトや昇降機、段差解消機など動力を使って段差をなくす機器の設置/浴室用すのこや浴槽内すのこの設置

手すりの取り付け

転倒防止や移動を助ける目的で、廊下やトイレ、浴室、玄関、玄関から道路にかけてなど、移動動線への手すりの設置

<対象外>
工事を必要としない手すりの設置

洋式トイレへの取り替え

介護される側もする側も負担の大きい和式トイレから洋式トイレへの取り替え工事。

<対象外>
洋式トイレから洋式トイレへの取り替え/腰掛便座の設置/非水洗和式トイレから水洗洋式トイレ、または簡易水洗洋式トイレにリフォームする場合。当該工事のうち水洗化または簡易水洗化の部分は該当せず、その費用相当額は対象外となります。

床材の変更

被保険者の滑り止めや車いすでの移動をスムーズにすることを目的に、居室の床を畳からフローリングやビニール系床材などに取り替える工事。また、転倒しやすい浴室の床材を滑りにくいものに変更したり、廊下や玄関から道路までの間など通路を滑りにくい素材に変更する工事。

<対象外>
浴槽内滑り止めマットの設置)

扉の取り替え

手の不自由な被保険者や車いすでの移動でも扉が開閉しやすい引き戸や折り戸、アコーディオンカーテンなどへの扉の取り替え工事。さらに、扉の撤去やドアノブの変更、戸車の設置なども可能。

<対象外>
自動ドアの設置

介護保険を使えば、福祉用具購入費用の一部も助成されます!

住宅改修たけでなく、福祉用具購入にかかった費用10万円まで、その範囲内でかかった費用の9割または8割が助成されます。

給付対象となる特定福祉用具

腰掛け便座、特殊尿器、入浴補助用具、簡易浴槽、移動用リフトのつり具の部分

介護リフォームもお気軽にご相談ください。

急に介護が必要になったり、老化とともに家が住みにくくなったりと、今、高齢者のリフォームが増えています。要介護・要支援認定を受けている方は、助成金をうまく活用して費用を抑えてリフォームすることも可能です。また、独自の介護支援を目的とした助成金制度を設けている地方自治体もありますので、調べてみるといいかもしれません。

ピアホームは、バリアフリー改修工事実績も豊富です。介護のことが気になってきたら是非一度介護リフォームについてもご相談ください。一人一人のご要望に合わせて、いつまでも快適にくらせる住まいづくりをご提案します。介護リフォームのことでのお悩み、ご相談なども気軽にお問合せください。

※助成金に関する情報は、必ずご検討前にお住まいの各市町村へお問合せの上ご確認ください。