乾燥と寒さ、そして豪雪地帯では雪に悩まされる冬。実は、住まいにとっても冬は受難の季節です。夏に受けた紫外線やこれまでにじわじわと蓄積されてきたダメージをはじめ、冬特有の自然環境の影響で、急なトラブルに巻き込まれることも。そこで今回ご紹介したいのが、本格的な冬を前に、しっかりと行っておきたい住まいのメンテナンス。まだ動きやすいこの時期から、ちょこちょこ点検や修理をしておくことで、春まで安心して暮らすことができますよ。

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雨風雪にさらされる、外壁や外構をまずはチェック！

冬の寒さや自然環境の影響で起こりやすいとされているトラブルが、

・結露による構造体の腐敗
・凍結による設備の不良
・雪による屋根や外壁の破損

です。

外気が時には氷点下になるくらい気温が下がることで、水分が膨張したり、結露が起きたり、はたまた突然の大雪に見舞われたり、住まいのトラブルが起こりやすくなります。これらは、事前に対策やメンテナンスを施すことである程度防ぐことができます。温暖地だからと油断せず、早めに点検やメンテナンスを行っておきましょう。

＜おすすめの点検とメンテナンス＞

■外壁の修理

夏の紫外線による劣化やクラック（ひび割れ）の有無や塗装のハゲや汚れなどを点検しましょう。氷点下になると、クラッチに入り込んだ雨水などが膨張しひび割れがひどくなったり、そこからさらに雨水が入って、構造体自体を腐らせ、シロアリの原因になってしまうこともあります。

■結露の防止

冬に悩まされることの多い結露は、カビや床材などの腐食の原因に。換気を心がけたり、結露防止アイテムを使うなど、事前に対策を済ませておきましょう。

■雨樋の掃除や庭木の手入れ

秋に落ちた枯れ葉や泥などが雨樋に詰まったままになっていると、水が溢れるだけでなく、雨樋の破損や悪臭の原因に。また、冬は庭木のダメージを抑えながら剪定など手入れができる季節です。落ち葉の掃除とともに、庭木の手入れも行っておきましょう。

■その他　

・水道管やガス管などの凍結防止対策
・ガレージやカーポートの点検やメンテナンス
・消火器の点検

など

まとめ

いかがでしたか？人が毎年健康診断を受けるように、家も１年に１度は点検とメンテナンスを行うことで、より長く安全・快適に住むことができます。本格的な冬になると、気温も下がり、点検やメンテナンスを行う気力も萎えがちです。寒さ厳しい冬を安心して乗り越えるためにも、今のうちの住まいのお手入れがおすすめですよ。
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