大地震の被害を最小限に抑えるために、住まいの耐震度チェックをしてみよう!

2024年の年明け早々、能登地方に甚大な被害をもたらした大震災。多くの木造家屋が倒壊し、今もたくさんの人たちが避難所生活を余儀なくされています。日本の広い範囲への被害が予測されている南海トラフ地震も30年以内と予想され、今、私たちがどう動くかが、命綱になるといっても過言ではありません。そこで今回は、今の住まいが大地震に耐えうるものなのか、まずは簡単にできるセルフチェックをご紹介します。思い立ったが吉日!今すぐチェックしてみてくださいね。

今の家は大丈夫?セルフチェックで地震に備えよう

専門家による耐震診断となると、「まだそこまでは…」と二の足を踏んでしまう人も、日本建築防災協会がホームページで公開している「誰でもできる我が家の耐震診断」なら、簡単に住まいの状態を自分でチェックすることができます。 

10個の質問が出てきます。それぞれの答えの右側の数字を書き留めて、最後に足しましょう。

メモの準備をして

では、さっそくスタート

Q1建てたのはいつ頃ですか?

・建てたのは19816月以降 1
・建てたのは19815月以前 0
・よく分からない       0

 

Q2 いままでに大きな災害に見舞われたことはありますか?

・大きな災害に見舞われたことが無い 1
・床下浸水、床上浸水、火災、車の突入事故、 大地震、崖上隣地の崩落などの災害に遭遇した 0
・よく分からない 0

 

Q3 増築について

・増築していない。または、建築確認など 必要な手続きをして増築を行った 1
・必要な手続きを省略して増築し、または増築を2回以上繰り返している。増築時、壁や柱を一部撤去するなどした 0
・よく分からない 0

 

Q4 傷み具合や補修・改修について

・傷んだところは無い。または、傷んだところは その都度補修している。健全であると思う 1
・老朽化している。腐ったり白蟻の被害など不都合が発生している 0
・よく分からない 0

 

Q5 建物の平面はどのような形ですか? (1階の平面形状に着目します)

・どちらかというと長方形に近い平面  1
・どちらかというとLの字・Tの字など複雑な平面 0
・よく分からない 0

 

Q6 大きな吹き抜けがありますか?(1辺の長さが4m以上かどうかに着目します)

・一辺が4m以上の大きな吹抜は無い 1
・一辺が4m以上の大きな吹抜がある 0
・よく分からない 0

 

Q7  1階と2階の壁面が一致しますか?

2階外壁の直下に1階の内壁または外壁があるまたは、平屋建てである 1
2階外壁の直下に1階の内壁または外壁が無い 0
・よく分からない 0

 

Q8 壁の配置はバランスがとれていますか?(1階部分の外壁に着目します)

1階外壁の東西南北どの面にも壁がある 1
1階外壁の東西南北各面の内、壁が全く無い面がある 0
・よく分からない 0

 

Q9 屋根葺材と壁の多さは?

・瓦など比較的重い屋根葺材であるが、1階に壁が多い。または、スレート・鉄板葺・銅板葺など比較的 軽い屋根葺材である 1
・和瓦・洋瓦など比較的重い屋根葺材で、1階に壁が少ない 0
・よく分からない 0

 

Q10 どのような基礎ですか?

・鉄筋コンクリートの布(ぬの)基礎または ベタ基礎・杭基礎 1
・その他の基礎 0
・よく分からない 0

質問110を全部足してみよう

耐震度セルフチェックで出た数字を全て足して出た数が、

10点なら  ひとまず安心ですが、都合のよいときに一度専門家に診てもらいましょう。

89点なら 専門家に診てもらいましょう。

7点以下なら 心配です。早めに専門家に診てもらいましょう。

1点でもマイナスになった場合は、ダメージを受けて、もともとの耐震度から大きくマイナスになっている可能性もあります。先延ばしにせず専門家に診てもらっておくと安心ですよ。

参照、引用:日本建築防災協会「誰でもできる我が家の耐震診断」
https://www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/12096.pdf

 

いかがでしたか?地震は予測が難しく、そのため、早め、早めの対策が肝心です。大きな震災にあったことがある、現在の耐震基準を満たしていないなど、心当たりがある場合は、専門家に診てもらうだけでなく、耐震補強や耐震リフォームもおすすめです。まさかの事態で命を落とさないためにも、しっかりと備えておきましょう。吹田・豊中・池田・箕面で、地震に強い木造住宅を建てるならピアホーム建設へ。補強やリフォームもぜひ一度ご相談ください。