将来の不安に備えよう!介護の負担を和らげる、二世帯住宅のつくりかた
日本は、いまや65歳以上の人口が30%弱という超高齢化社会に突入しています。さらには、夫婦共働きの家庭も年々増え、親の介護を視野にいれながら孫の面倒を見てもらうために、二世帯住宅を選択する人も少なくないそうです。そこで、今回は、将来的な介護の負担を和らげるためには、どのような家を建てればよいのか、おさえておきたいポイントをご紹介します。二世帯住宅以外でも役に立つ情報です。新築時に考慮してマイホームを建てれば、将来的なリフォーム費用もグンと節約できますよ。
介護の負担を楽にする、5つのポイント
体が元気な時には、何とも思っていなかったことが負担に感じてしまうのが介護です。中でも、
・床
・トイレ、浴室
・寝室の間取り
・手すり
・臭い
の5つのポイントは、後々大きくリフォームするケースも多く、最初から考慮しておくことで将来的な不安も和らげてくれます。
では、ポイント別におすすめな対策を見ていきましょう。
■床は、バリアフリーが基本
介護は車いすを使用するケースも多く、玄関ポーチの階段や床の段差は負担が大きくなる原因に。新築時からバリアフリーを意識してフラットにしておくことで、将来的なリフォーム費用も節約できます。また、フローリングも杉板など、柔らかい木材を使うことで、転倒によるケガを予防することができます。
■トイレ、浴室は2人で入れるスペースの確保を!
トイレと入浴は介助を必要とする可能性が高いため、2人で同時に入れるスペースを確保しておきましょう。また、引き戸にすることで出入りがとってもスムーズに。トイレは車いすごと入れるスペースがあればなお安心です。
■寝室は玄関近くがおすすめ
介護が必要となった場合、1日の大半を寝室で過ごす人も少なくありません。そのため、トイレはできるだけ寝室に近い場所に設けておきましょう。また、病院やデイサービス、ホームヘルパーさんのことを考慮して、寝室や将来寝室として使えそうな部屋を玄関近くに配置しておくこともおすすめです。
■手すりのスペースを忘れずに
介護が必要な場合はもちろん、将来足腰が弱くなった時のために手すりをつけられるスペースを確保しておきましょう。また、本格的に手すりが必要になる前の段階で手すりをつけることで、転倒などによるケガを防ぐこともできます。
■臭いは機能建材で緩和できます
介護の悩みで意外と多いのが臭いです。中には、臭いが原因で家族仲が悪くなるといったケースも。今は、生活臭やトイレなどのアンモニア臭を消臭できる、壁紙や建材も多数販売されています。そういったアイテムを活用したり、寝室を風通しのよい場所に配置することで、臭いを軽減することができます。
いかがでしたか?二世帯住宅の良いところは、ご両親が1階に住むことで、介護が必要になる前から、バリアフリーの行き届いた平屋のような暮らしができること。そして、二世帯住宅を新築するというイベントは、将来的な問題を親子で話し合うきかっけにもなりますよ。吹田・豊中・池田・箕面で、介護の負担が楽になる二世帯住宅を建てるならピアホーム建設へ。介護リフォームもぜひ一度ご相談ください。