夏の喘息やアレルギーは、梅雨のカビが原因かも。その予防と対策とは?

春の花粉の季節も過ぎ、風邪をひいたわけでもないのに、くしゃみや目の痒み、咳が止まらない…。その症状、もしかしたら梅雨カビによるアレルギーかもしれません。気温が高くなり、雨がしとしとと降り続くジメジメした環境は、カビにとってはまさに楽園。繁殖する条件が揃うと、あっというまに成長してまた新たに胞子をつくって空中に舞い上がり、体調不良の原因となってしまうのです。そこで、今回は、事前に済ませておきたい、梅雨のカビ対策をご紹介します。

カビ対策が一番必要なのは、水回りではなかった!

カビが繁殖するために必要な条件の一つが、水です。お風呂場や洗面所、台所など水回りにカビが多いのはそのためです。この時期、換気扇を24時間回したり、水滴が残らないようこまめに拭いたり、靴箱や押し入れの中に除湿剤を入れたりと、一見、しっかりとした湿気対策をしているご家庭も多いかと思います。でももし、あの場所が手つかずなら、家中にカビがまき散らされている可能性大。その場所とは…、エアコン!テレビのバラエティ番組などで、エアコン掃除の際に真っ黒な液体が出てくる様子を見たことはないでしょうか?まさにあれがカビの塊。湿った空気を吸い込んだエアコン内は、ジメジメとした洞窟のようで、空気中に含まれるカビがそこに住み着き繁殖し、放出した大量の胞子がエアコンの風に乗って部屋中にまき散らされる…。そんな恐ろしいことが、実は毎日起こっているのです。特に暖かい湿った空気は上に上がりやすいため、換気されていない2階の寝室などは要注意です!

カビ対策を怠ると、アレルギー疾患になることも

この時期、特に厄介なのがクラドスポリウム(黒カビ)やアルテルナリア(ススカビ)といったカビです。暖かくジメジメした場所を好み、大量の胞子をまき散らして、喘息の原因になります。これらのカビは、大雨や雷雨が降ると胞子が割れて細かく飛散し、吸い込むことでよりひどい喘息の症状を引き起こすため、「雷雨喘息」という言葉があるほど。そして、これらのカビはつるつるとしたプラスチックの表面にもなんなく住み着くことができるため、エアコン内のクリーニングを怠っている家庭でも起きやすく、この時期、実際にアレルギー科の患者数も増えるのだとか。換気扇などでのこまめな除湿だけでなく、エアコンクリーニングもお忘れなく!

 

いかがでしたか?エアコンの内部は普段見ることができないため、盲点になりやすく、原因が分からないままアレルギー症状に悩む人も多いのだとか。その点、ピアホーム建設がご提供している24時間換気システムを搭載した、高気密、高断熱な高環境木造住宅なら、計画換気システムにより、カビ・ダニの繁殖を抑えることが期待できますよ。

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