ゼロ・エネルギー化住宅ってどんなもの?

国には様々な住宅関連支援制度がありますが、その中でも目玉の一つとして注目されているのが「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」です。

原油、天然ガス、水力、風力、原子力など自然界から得られた最初のエネルギーを1次エネルギーと呼ぶのですが、この一次エネルギーの消費量を、住宅 の躯体・設備の省エネ性能の向上・再生可能エネルギーの活用などによって年間あたりおおむねゼロにすることができるような家であり、かつ、次世代省エネ基 準(平成11年基準)に適合する断熱性能を有する住宅に向けて補助金が支給される制度です。

その補助額はなんと上限165万円と住宅関連支援制度の中でも高額で、一般的に、ゼロ・エネルギー化住宅にするためには、通常の一戸建住宅と比較して200400万円ほどかかると言われており、165万円の補助は非常にメリットが大きいと言えます。ちなみに、平成27年度は、地域型住宅グリーン化事業の、高度省エネ型(ゼロエネ)という名前に変わっており、上限は100万円となりました。

このようなゼロエネ住宅に関する補助金は、審査が非常に厳しいことでも有名で、審査を通るには一筋縄ではいきません。


難しいゼロ・エネルギー化住宅の施工実績が、当社にはあります!

大阪府吹田市に誕生したそのお宅は、照明・換気扇・水栓など、あらゆる設備の電力消費量を抑えた上で、ガス給湯器を使うという、新しい形のエコハウス。

各設備のエネルギー計算を尽くし、かつデザイン性やご家族の好みもしっかり反映。高い耐震性をも発揮する長期優良住宅にも認定されています。

最終的には、補助金が下りたこちらのお宅ですが、それまでの道のりはやはり大変なものでした。断熱・太陽光・給湯設備・照明器具・水栓設備・換気等のエネルギー計算を行い、当社が行った計算結果を提案資料としてまとめ提出し採択を受けた後、建築を進め、最終的に補助金を受ける事ができました。しかし、採択をうけても最終的に証明・実績報告等の資料作成がうまくいかなかった場合には補助金が出ず、初期投資が多額になるというリスクもありました。それほど受給が難しく、お客様にはその点も十分考慮いただき進めていかなければいけない制度だったのですが、工期や提出資料に関してもお客様から多大なるご協力もあって、無事完成に至りました。

このように、大きな初期投資(コスト)をかけ、光熱費を大幅に抑えた家にすることもできますが、そこまでせずとも、断熱材や太陽光発電などを使い、よりエコな暮らしを手に入れることも可能です。私たちは、今回のこの経験を通して、お客様に無理なくご提案できるエコ住宅のノウハウを新たに蓄積することができました。

これから住まいのエコ化もどんどん加速していきます。「予算内でできるだけ光熱費を抑えた住まいにするにはどうすればいいの?」「地球にやさしく、人にも やさしい住まいに住みたいのだけれど…」そんな、みなさんの希望や疑問、不安もどしどしご相談ください。今持っているノウハウ、情報を基に誠意をもってお 答えさせていただきます。