夏の休日に行きたい!有名建築家が建てた、国内の美術館

有名建築家の作品を気軽に楽しむなら、美術館がおすすめです。芸術作品を展示する美術館は、建物自体にコンセプトやこだわりがあるものが多く、建物目当てに訪れる観光客がいるほど。また、美術館自体がアート作品になっているところや、空間と美術品がコラボした展示会などもあり、建築ファンも多いに楽しめます。


国立新美術館(東京都)

http://www.nact.jp/

設計者:黒川紀章

国内最大級の展示スペースを活かした、様々な展覧会が楽しめる美術館。象徴的な「新」のマークは、アートディレクターの佐藤可士和が手掛け、ガラスが波打つ幻想的な外観が印象的な建物は、黒川紀章が設計を担当。館内には、まるで宇宙ステーションのような空中レストランがあり、近未来的なデザインが施された空間を見に、黒川紀章ファンのみならず多くの建築ファンが訪れます。

国立西洋美術館(東京都)

http://www.nmwa.go.jp/jp/

設計者:ル・コルビジェ

世界的なフランス人建築家、ル・コルビジェの精神を日本で体感することができる美術館。2016年には、世界文化遺産に登録されました。近大建築三大巨匠の一人と呼ばれたル・コルビジェの作品を、唯一日本で観ることができる建物です。

金沢21世紀美術館(石川県)

http://www.kanazawa21.jp/

設計者:妹島和世+西沢立衛

SANAAとして数々の賞を受賞し、国内外で有名美術館を次々と手掛けている二人の代表作品ともいえる建築。美術館自体がアート作品のような造りになっており、恒久展示作品、レアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』が有名。ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展では、最高賞も受賞。

MIHO MUSEUM(滋賀県)

http://www.miho.or.jp/japanese/

設計者:I.M.ペイ

フランスはパリにある、ルーブル美術館のガラスのピラミッドを手掛けた有名建築家、I.M.ペイの作品。信楽の緑深き山々に囲まれた美術館の8割が地下空間につくられ、自然と一体となった美術館の姿は、桃源郷をイメージしたと言われています。

地中美術館(香川県)

http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html

設計者:安藤忠雄

島のあちこちに芸術作品が点在している、まさにアートの島「直島」にある、安藤忠雄の世界観溢れる美術館。コンクリート、鉄、ガラス、といった安藤建築の主たる素材を用い、地中だけで構造体を構築。緻密に計算された空間は、潔いほど洗練された雰囲気に包まれています。

いかがでしたか?長期のお休みが取れるこの季節、少し足をのばして有名建築家が手掛けた美術館を観に出かけてみませんか?身近な美術館も実は有名建築家の手によるものも多いので、色々調べて楽しんでみてくださいね。